糖尿病とは。

糖尿病は日本において2000万人を超える患者数が想定されている国民病です。糖尿病治療は網膜症、腎症、神経障害といわれる三大合併症に加えて、脂質異常症や高血圧などを伴うことによる動脈硬化性疾患(狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、足壊疽)など、生命にかかわる合併症を予防し早期発見・早期治療を行うことが重要です。

 

【当院の診療方針】

(1) 糖尿病は合併症の発症・進行を予防するために途中で自己治療中断せずに、継続することが大変重要となります。そのため患者さんのライフスタイルに合わせた糖尿病診療の提案に心がけており、当院に在籍している管理栄養士と糖尿病認定看護師とともに、食事・運動療法・フットケアなど療養生活をサポートいたします。

 

(2) インスリンなど注射剤の導入が必要な場合は、大病院とは異なり家庭的な雰囲気の中で、治療に対する不安を少しでも取り除けるように心掛けています。また高齢などの事情で自己注射や血糖測定を実施することに不安がある場合は、当院で看護師の見守りの下、一緒に実施することも可能です。

【写真】看護師による実際の血糖自己測定の指導風景

 

(3) 1型糖尿病の患者さんに対し、MDI(頻回注射療法)だけではなく、CSII(持続皮下インスリン注入療法)やSAP療法(continuous glucose monitoring: 血糖センサー付きのCSII)にも対応しています。その他、新薬など最新の糖尿病治療をクリニックでも導入できるように努めています。

 

・初めて健診で糖尿病あるいは血糖値が高めと言われた。

・現在治療中だが、もっとHbA1cを良くしたい、今後の合併症や治療費などが心配。

 

など、ありましたら、一度当院へご相談ください。なお、糖尿病の一般的な内容については下記のリンクを参考にしてください。

 

●糖尿病の診断

●糖尿病の治療

●糖尿病の合併症

 

当院では糖尿病の治療効果が判定できるように、血糖値とHbA1cを当日報告しています。